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会社訪問の極意

会社訪問を制するものは就職活動を制す。

会社訪問とは・・・

最終的に内定を確実なものにするのは、面接・筆記試験と思われがちであるが、
既に各企業にコンタクト(資料請求葉書・TEL・合同企業説明会・他)を取った時から、
企業の「選考の眼」はあなたを見ている。
一口に就職活動と言っても、樣々なプロセスがあり、それを踏んで、やっと内定に到達する事ができるのだ。
しかし、それが第一志望でなかったり、最悪どこからも内定が貰えない状況も考えられるが、
ここで悩んでばかりいても結果は出て来ない。

自分にとっての「いい結果」を出すため必要なのは、綿密な「計画」「誠実さ」「努力」
そしてあなた自身が持っている、自分に対する「自信」である。


いつごろ訪問するのか

採用選考をクリアするには「場慣れ」も大切なポイント。

3月までの会社研究の成果をもって、スタートは4月ぐらい。但し、3月までの徹底研究は必ず必要。
それと志望業界・業種をある程度絞り込んでおく事。それができていれば、さほど焦る事は無い。「4月中に1度は体験しておきたい」位に思っておこう。

アプローチ

企業への接触は大変重要なポイント。アプローチの仕方はいろいろある。

OB訪問

企業研究するための情報収集には一番手っ取り早い方法であるが、ここで勘違いしてはいけないのは、OBも企業の人、その会社の事を知らな過ぎるのは問題。OB訪間も会社訪問の第一ステップとして認識し、あらかじめその会社の情報を知った上で接触し、より深い情報(その会社の人しか知らない事)を聞き、人事担当者へのルートを開いてもらうのも一つの手である。

合同企業説明会

一度にいろんな業界の情報を知る事のできる場。但し、ここではそんなに奥深い情報は収拾できないと考えて良い。企業側もここでは「一人の人と詰めた話をする場」というよりも、「自社の選考対象になる人をどれだけたくさん見つけられるか」ととらえている。だからここで悪印象を持たれると、あなたはその会社の入社試験を受ける事はおろか、会社訪問に行く事すらできなくなる。

それから、合同説明会で、もうひとつ注意してほしい事は、最大の敵であるあなた以外の学生諸君の動きである。どんな質問を企業にしていて、それに対してどんな姿勢で聞いているか。また、どんな事を聞かれ、どんな受け答えをしているか。など、見る観点は様々だが、この場合、ポイントは、他の学生にあって自分にないもの。自分より優れたものを持っているのを見かけたら、単に真似するのではなく自分なりのアレンジをプラスして、ライバルに差をつけよう。逆に自分が見ていて気になる(マイナスイメージ)しぐさ、話し方、態度は、各企業の「選考の眼」は、一瞬たりとも見逃さない。あなたも再チェック!

広告媒体

おそらく、3月にもなると各企業からのDM、就職情報会社からの情報誌等であなたの部屋は整理のつかないほど情報で溢れてしまう。しかし、それは整理がつかないのではなく、整理していないだけである。それらの情報もせっかく手元に届いて来ているのだから絶対に無駄にしてはいけない。

整理するのは簡単。一通り目を通し、なんらかの形でアプローチをかける企業だけは徹底的に隅から隅まで記憶できる位まで読む。そして必要な情報だけをひとまとめの就職ノートにまとめる。(このノートは、必ず就職活動の後半戦で、ライバルに差をつける必殺のアイテムになるはずだ。そのためにも、就職ノートを120%活用して欲しい)

以上、おおまかなところではそれ位にしておこう。
しかし、これらの手段を知っているだけでは会社訪問には行けない。これらのステップを踏んだ上で、必ず「アポイント」を取る。これは、あなたがこれから生活していくビジネスの世界では常識なのだ。しかし、やたらめったらアポイントを取ればいいというものではない。この場合、まず最優先に考えなければならない事は、相手は仕事中という事。その事を前提に、社会人としてのマナーを守り、簡潔かつ正確に伝える。

電話だからといって絶対に気を抜いてはいけない。電話の段階から「選考の眼」は光っているのだ。なにしろ相手は、会社を代表し人材採用という大役を与えられ、今まで数え切れない学生と接触してきた猛者であるから、受話器の向こう側の、昨日今日就職活動を始めたあなたの姿など、手に取るように判っている。

それから、たいていの場合まず電話をとるのは受付や交換など人事担当者以外の人物であるが、受付係といって甘く見てはいけない。特に社内の採用計画公示の後であれば、一流の教育を受けて来た受付係は最大の難関かもしれない。相手が出たら、焦らず、はっきりと自分の名前・大学・学部名そして用件を伝えよう。


会社訪問の心得

何故、会社訪問をするのか?

アプローチの方法はたくさんあるが、会社訪問に行ってしまえば、目的は「さらにその会社の情報を知る事」(自分がその会社に永年勤める事をイメージしながら)と「採用選考をクリアする事」(必ずクリアする。必ずクリアするためにはどうしたらいいかを考えながら)の2つしかない。

学校や周りから聞く情報や、四季報・広告媒体から得られる情報は、会社のごく一部だけの情報にすぎない。その会社にどんな人がいて(人間関係)、会社をどう思っているか(夢・社風)、職場の雰囲気はどうか(環境・モラル)といった情報は会社に行って、その会社の人に聞いて初めて判るのである。こうした生の情報を集めるのが会社訪問だ。

企業側は、今後の企業発展のため応募者の中からほしい人材を捜し、判定しようと、あらゆる角度からあなたを見ている。そのための手段として面接・筆記試験があるのだが、人間はそんな形式ばったものだけで見える部分のほうが少ないはずだ。何げない普段の発言や態度からのほうが、本当のキミを知る事ができると考えている。だから、これらの事を両立させるため事前の準備と徹底した情報収集が欠かせないのだ。

準備OK?

基本的に準備はしすぎる位しよう。まず、もう一度アポイントの確認をしよう。

情報確認

今まで就職ノートに蓄積してきた、その会社のありったけの情報を、もう一度見返し整理する事から始めよう。そして蓄積した会社情報から出て来た疑問点や不明点は、質問リストを作る(メモ書き程度でよい)。

また、会社訪問時に突然「採用試験を始めます」という事もありえる。面接・筆記試験にはいつでも臨めるという心構えも必要だ。面接試験では必ずといっていいほど志望動機と自己PRは聞かれる。マニュアル通りにならないよう自然に言えるようにしておこう。

そのほか「学生生活で得たもの」や「入社後、何がしたいか」などよく聞かれる質問には、事前に自分なりの答えを用意しておく事が必要だ。

持ち物CHECK!

  1. 学生証
  2. 就職ノート
  3. 応募書類一式
  4. 筆記用具
  5. 印鑑
  6. 財布
  7. テレフォンカード
  8. ハンカチ・ティッシュ 他
最低限これだけは必要。
但し気をつけなければいけないのが、3の応募書類。
たいていの会社で必要な書類が、履歴書・成績証明書・卒業見込証明書・健康診断書の4点である。
履歴書の写真と履歴書以外の書類は、取得するのに多少時間がかかる。
訪問日が決まってから手配したのでは間にあわない恐れがあるので、できるだけ早く、数多く用意する。
イラスト

時間厳守

「それでは、○月○日午前9時に来てください」と言われて、9時ピッタリに行くのだけはやめよう。学生の世界で許されてもビジネスの世界では通じない。15分位前には会社のドアをノックしているのが常識。事前に交通機関とその時刻表などを確認し、その時間帯の混み具合なども計算しておく必要がある。早く着き過ぎても、困る事は絶対にない。かえって早く着いて、近くの喫茶店などで落ち着く余裕があるほうがいい。

訪問前や訪問が終わった後に、会社の近くの喫茶店などに行ってみると、その会社の人がいる事なんかもよくある話。観察してみるのも情報収集のひとつの裏技だ。少し失礼だが、会話に聞き耳を立ててみよう。上司や同僚の悪口、会社の愚痴などが聞こえてきたら、その会社の違う側面も見えてくる。あまり深刻な内容であったら、ちょっとその会社は考えものである。

いざ、出発!

会社に着いたら、さっそく受付に来意を告げる。この段階から「選考の眼」は、あなたを見ている事を忘れてはいけない。電話の時と同じく、受付は一流の教育を受けた「社員」。つまり、選考の際にあなたに対する意見や印象を言える人なのである。

ある営業会社では、受付での印象・応対をそのまま採用の基準にしているところもあるそうだ。受付で来意を告げただけでは、受付を突破した事にはならない。指示が出るのを待つ間も、姿勢を正しておこう。指示が出たらそれに従い、受付には必ず「ありがとうございます」ときちんとお礼を告げよう。


さあ、ここからは、もう誰が何と言おうとあなた次第。

これまでの準備と情報を存分に活かし、緊張せず、誠意と、はっきりと「この会社に入社したいんです」という意志を強くもって、全力を尽くして伝えるのだ。

最後に、帰宅したらすぐに礼状を書く事を忘れずに。


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